general inheritance

相続一般

葬儀の進め方・かかる費用は?

2020.12.08

1.葬儀の進め方

葬儀の進め方・かかる費用は?誰かが亡くなったときは、葬儀を執り行うことが一般的ですが、実は葬儀をすることは、法律上求められているものではありません。故人や遺族の意思により、大規模な葬儀を行う場合や、家族だけの葬儀、もしくは一切葬儀をしないこともあります。

葬儀を行うときの流れをご説明します。
通常は、亡くなってから、遺体が搬送・安置され、納棺された後、当日もしくは翌日に通夜を行います。そして通夜の翌日に告別式、出棺、火葬・骨上げを行うのが一般的です。もちろん、火葬場の状況等により、通夜や告別式の日程が変更されることもしばしばあります。

葬儀を行うためには、喪主や葬儀の日程・斎場を決めたり、故人の親族・友人等へ連絡をすることが必要となります。しかし、大切な人を亡くし、悲しみの中にいる遺族にとって、これらは精神的・時間的に大きな負担となります。

そこで、葬儀社に葬儀全般の手続きを依頼することで、なるべく遺族の負担を軽くすることができます。数多くある葬儀社のうち、どちらを選ぶか迷われることと思います。

故人が生前に葬儀社と契約を結んでいればスムーズですが、病院から葬儀社を紹介されることもあります。特にそのような契約や紹介がなければ、遺族が葬儀社を探し選択することになるでしょう。複数の葬儀社から見積もりをとって、納得のいく葬儀社を選ぶことをお勧めしますが、亡くなってから葬儀社を選ぶ場合、時間的な制約があり、なかなか満足のいく葬儀社を選ぶのは難しいといえるでしょう。本人が元気なうちに、本人と家族の意向をもとに葬儀社を選んでおくことをお勧めします。

2.葬儀にかかる費用

葬儀には多額の費用がかかるイメージがあるかと思いますが、実際、葬儀に係る費用の平均は188.9万円といわれており(財団法人日本消費者協会「第10回『葬儀についてのアンケート調査』報告書」(2014年))、大きな出費であることは確かです。
また、葬儀のときに参列者から受け取った香典を、葬儀費用に充てて良いものか疑問に思われるかもしれません。
法律的に、香典とは、「葬儀費用に充てることを目的として、喪主に対し贈与されるもの」と解釈されています。

喪主は、葬儀の主宰者であり、通常は故人と最も縁の深い方(配偶者や子供など)が務めます。香典の法律的な解釈からすると、香典は遺産ではなく喪主個人の財産になるため、葬儀費用に充てる目的の範囲内で、喪主が自由に使うことができます。葬儀費用としては、通夜や告別式について葬儀社やお寺に支払う費用はもちろんですが、香典返し(もらった香典額の3割~半返しが目安です。)の費用も香典の中から支出することになります。

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