end of life

終活

【弁護士が語る終活】エンディングノートと遺言書、なぜ二つ必要なのか

2015.11.09

以前ブログで、遺言書とエンディングノートは別物ですとお話しました。
エンディングノートには財産分与についてのお話を書いても、法的効力はありません。
このようにお話しますと、「ではエンディングノートはいらないのではないか?」というお声を聞きます。
それはまた、ちょっと違います。

確かに、財産分割や相続、事業継承のことなどの重要な内容に関しては、遺言書というきちんとした形で残していただく必要があります。
しかし、遺言書にそれ以外のあまりにも細かいこと、例えばお墓のことや葬儀のこと、身のまわりのものの処分についてなど、書きすぎてしまいますと、本当に遺言書を通さなければならない重要な事柄が、それらに埋もれて煩雑で分かりづらくなってしまいます。

遺言書に、書いてはいけない内容は決まっていません。
つまり、何を書いても良いのではありますが、できれば法的にきちんと処理を行わなければならない内容を遺言書にはまとめ、それ以外の部分に関してはエンディングノートに記すというのが理想的です。

また遺言書とエンディングノートの大きな違いは、遺言書は亡くなった後の話しか書けませんが、エンディングノートであれば、自分が生きる老後のことについても書くことができます。
日本人は長生きです。
いわゆるシニアライフは、想像しているより長いのです。
自分の人生を自分らしく過ごすためにも、エンディングノートは重要なアイテムなのです。

 

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