相続は、様々な法律がかかわる複雑な手続きです。

例えば、遺産を相続することで発生する税金（相続税）1つとっても、色々な法律がかかわってきます。

遺産相続によって相続税が発生した場合、決められた期限まで（相続開始を知った日の翌日から10ヶ月以内）に申告・納税しなければいけません。

万が一、申告・納税しなかった場合には「無申告加算税」が課せられます。
その場合「通常の納税額×15～20％」相当の税金が上乗せされることになります。

また、申告・納税したとしても、期限を過ぎてしまった場合には、「延滞税」が課せられ、申告期限の翌日から納付する日までの日数に応じて税金が上乗せされます。

そして、申告・納税したものの、税務署から納付金額が少ないことを指摘され、修正申告した場合には、「過少申告加算税」が課せられ、「不足額×10％」相当の税金が上乗せされることになります。
このように、期限内に正しく相続税を申告・納税しないと、様々なペナルティを負うことになります。