end of life

終活

【弁護士が語る終活】セカンドライフの予算配分をする

2015.10.08

自分のセカンドステージを彩るために、どのぐらいの費用がかかるのかが分かったら、ここで初めてエンディングノート作成にとりかかりましょう。
最初に必要なのは、予算配分です。

引き続き、先日のブログに登場した、65歳の男性に登場してもらいましょう。
彼は、二年に一度の海外旅行に5回行くことで、250万円。
そして75歳から老人ホームで5年介護を受ける生活を送ることで、1800万円必要ということになりました。

ここからまずは、自分の資産総額を計算します。
この男性の場合、貯金が3000万円、現在の住居である一軒家が土地の価値だけでも4000万円、年金が月に約18万円、生命保険が1000万円という感じだとしましょう。
老人ホームの費用に関しては、自宅を売却することで問題なくカバーできます。
もっと長生きしても、払い続けることができます。
貯金から海外旅行代を引くと2750万円残ります。
毎月の生活は、年金でカバーできるように心がけます。

そうすると、貯金の残り2750万円で、他に費用がかかる内容のものを予算分配していけばよいのです。
もちろん、病気などで年金だけでは生活資金が不測することも想定して、お金をなるべく残す方向性で予算配分します。
たとえば、エンディングノートに「お墓を2年以内に購入」と決めたとしますと、お墓の予算は100万円。
「お葬式はこのようなスタイルで」と決めたのなら、お葬式費用は200万円という感じです。

また生命保険の1000万円に関しては、財産分与を行うというものになっていきますので、例えば、永代供養にかかる費用などを考え、誰にそれを頼むのかをはっきりとして、その上で遺産分割割合などを考えていく必要があります。

 

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